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2021/10/03 13:33

こんにちは🌞

北海道池田町のいけだ・オンライン・マルシェです。
前回の投稿からしばらく日が経っておりました。
10月1日に緊急事態宣言も解除され、
少しずつ感染者数が減ってはおりますが、気を抜かずに感染収束を願うばかりです。

さて本日はスパークリングワインの製法についてご紹介します!
十勝ワインのスパークリングワインは
『冷涼な地域でつくられる酸味の強いブドウを活かしたスパークリングワイン』です✨

一般的には「シャンパン」として知られるスパークリングワインですが、
厳密にはフランスの「シャンパーニュ地方」で
造られる本格製法のスパークリングワインだけが
「シャンパン」と名乗ることができます🌏

シャンパーニュ地方で用いられる製法は…
「瓶内二次発酵法」と言います。
十勝ワインでは1976年に瓶内二次発酵法の研究を開始し、
1985年に日本国内で初めて「ブルーム」という商品名で販売を開始しました🥂

濁った状態では商品にすることができません…

澱を集めた後は、澱を取り除かなければなりません…

瓶内二次発酵法に1ヶ月、その後1年半以上の瓶熟成、澱下げ・澱引き作業を経て、
コルクが馴染みガス圧が安定して出荷されるまで3か月
相当な時間と労力を費やさなくてはならない商品です。
ここまでして作り続けている理由は2つあります!

①自らの技術のために
この瓶内二次発酵法で造られるスパークリングワインは、発酵管理、元酒のブレンド、熟成など
通常のワインに想定されるすべての醸造技術が必要と言っても過言ではありません。
ワイン醸造家の技術の結晶でもあります。
決して採算性の良い商品とは言えませんがまずは自らの醸造技術を磨くために作り続けています。

②北国特有の「酸味の強さ」を表現する商品だから
瓶内二次発酵法で造られるスパークリングワインの原料には、通常のワイン以上に酸味の強さが求められます。
北国特有の酸味の強さは、酵母由来のアミノ酸の旨味とバランスがとれます。
シャンパーニュもフランスでは冷涼な地域、そこで収穫される酸味の強いブドウだからこそ、
シャンパンは生まれました。
酸味の強さは十勝ワインにとってはお手の物。
酸味を活かしたいからこそ作り続けています。

では最後にもっと皆様にスパークリングワインを楽しんでいただきたいので
おすすめの楽しみ方をご紹介します🍾
☆宴を彩る「食前酒」として
 食前にスパークリングワインを楽しむと、炭酸ガスによりアルコールの体内への吸収が早まり
 そのことにより、胃腸の働きが活発になります。
 その後のお食事を美味しく楽しむことができます!

☆どんな食事にも合う「食中酒」として
 白ワインのようなフレッシュ感、赤ワインのような味わいの深み
 両方を持ち得る本格スパークリングは
 どんな食事にも合うワイン🍷✨

⇓現在販売している瓶内二次発酵法を用いた製品⇓